第65回 不二一般版会友試験受験要項
いよいよ今年も会友試験の実施が目前に迫って参りました。
本会が「不二一般版」の会友試験を設けて以来、本年で65回目を迎えます。
実技試験の一部は試験会場にて実施されます。自宅にて解答する実技・論述両面の試験も併せ、真に実力のある指導者を認定します。
合格者は月例審査会副審査員候補となります。
公益財団法人 日本書道教育学会
会友試験受験資格者各位
- ■受験資格
- 不二誌一般版準会友、または部門別会友であること。全七部門 (漢字半紙、漢字条幅、かな半紙、かな条幅、新和様半紙、新和様条幅、写経)のうち、いずれか三部門で準会友以上であれば受験できる。また、納経五十巻以上を達成していること。
- ■申込締切
- 令和3年10月22日(金)必着
- ■試験日時
- 令和3年11月21日(日)午後一時〜三時半
- ■試験会場
- 神田書学院
- ■合格基準
- 会友試験を受験し、平均80点以上の場合、合格と認める。
- ■審査
- 本会が嘱託した審査員が行う。
- ■特典
- 月例審査会の副審査員候補となる。本会発行の名蹟選の中から、五冊を贈呈する。なお、合格者には会友合格証を発行する。
- ■受験料
- 20,500円(納経料(一巻)を含む)
※すでに部門別会友資格をお持ちの方は、その部門の実技試験は免除となりますが、残りの受験部門数に限らず受験料は一律です。
※細字の部門別会友資格をお持ちの方は、納経料が不要ですので、受験料は20,000円となります。
- ■合格発表
- 不二誌一般版2021年4月号誌上にて。
会友試験内容
以下の自宅試験問題を試験実施日までに解答の上、会場に持参、提出すること。
試験会場では本会の基準に基づき、漢字・かな・新和様の実技試験を行う。
○部門別会友の皆様へ……これまでの部門別会友の資格をお持ちの方は、 その部門の試験は免除となります。 ただし、それ以外の部門は一括して受験してください。
○準会友(部門別会友をお持ちでない)の皆様へ……漢字、かな、新和様、細字の四部門を一括して受験してください。
■自宅試験問題
- 細字
- (写経用紙は24行どりの17字詰めを使用のこと)
- 冩經二巻
- ①法隆寺法華経(不二誌一般版8月号20・21ページを参照)
- ②般若心経
- 理論問題
- ①②合わせて、四百字詰め原稿用紙 三枚)
- ①書の用筆に於いて
蔵鋒と露鋒の大きく二つが基本的な用筆として存在しそれに基づいて用筆の変化による様々な書美が展開されています。この二つの基本用筆を根底にして書美を作している六朝時代、唐代の古典よりそれぞれ二点ずつ挙げて具体的に解説し述べなさい。 - ②書の表現で行草書における造形美・用筆美などは時代によって表現の美意識が変化していますが、その根本にある用筆は基本の上に成り立っていると言えます。その基本のルーツに代表される能筆家二名を挙げて、それぞれ、その二名の影響を受け新しい書美を成しとげた大家を明・清の時代より二名ずつ挙げて解説しなさい。
- ①書の用筆に於いて
■添付書類
履歴書一通。顔写真を必ず貼付のこと。(半紙二枚に書く。書歴・会友試験受験回数を必ず記入のこと。これにいままでの部門別会友試験の受験回数は含まれない。他は慣例に従う。)
受験手続き
⑴左記に掲載してある試験願書に必要事項を記入のうえ、受験料二万五百円(納経料(一巻)を含む)を添え、現金書留で送金する。
※事故を防ぐために送金は会友試験料のみとし、不二誌代などは同封しないこと。
⑵本会はこれらを受理した上で、各受験者宛に受験票・試験案内書類を送付する。
※11月12日(金)までに届かない場合はお電話でお問い合わせください。
【提出先】
〒101—8358
東京都千代田区西神田2—2—3
公益財団法人 日本書道教育学会 編集部 会友試験係
電話03—3234—7461
※受験要項をよく読み、提出書類の不備なくお申し込み戴きますように、お願い致します。