検定試験

今年も第51回全国書道検定試験、第31回全国ペン硬筆検定試験、第71回級位認定書道検定試験、第61回級位認定ペン硬筆検定試験がそれぞれ実施されます。

今回は級位認定試験が大きく見直され、受験しやすくなりました。詳しくは以下の実施要項をご覧ください。

平成23年 書道 ペン硬筆 検定試験実施要項

趣旨

〈指導者に実力を・塾長に権威を!〉をモットーに、毎年2回(春・秋)本学会が実施している検定試験は、指導者育成のステップとして、これまでに実力のある合格者を輩出し、生涯学習の充実、普及に大きく貢献しています。

この資格をもとに、全国各地で多数の合格者が学校教育、生涯学習の一翼を担って活動中です。最も信頼されるのは、やはり「師範」の免許を持っている指導者です。

また、生涯学習インストラクター(都道府県・市区町村教育委員会主催の学習会・公開講座での指導など)2級を取得するには本検定試験の「助教」以上の資格が、1級を取得するには「師範」の資格が必要です。

師範へのステップを着実に

師範の免許は、すぐに取れるものではありません。入門の時から一歩一歩着実に階段を上ることです。正直こそ最も近道です。師範免許取得を志すならば、まずは「全国書道・ペン硬筆級位認定試験」を受験してみましょう。現在の自分の実力が「初級・中級・上級」の三段階で判定され、上級ならば、助教とほぼ同等の実力を持っていることになります。各問題の正答率もお送りしますので、自分の実力や弱点をしっかり見極めた上で、次のステップに進むことができるのです。

また、級位認定試験および助教・司教の検定試験は自宅受験となっております。つまり、参考書で確認しながら、納得のいく答案を書いて実力を判定してもらうとともに、受験することによって実力を養成できる試験となっているのです。

1.受験資格

本会の文部科学省認定書道・ペン通信教育受講生、同修了生、本会会員(不二誌・ぺんの力)、書学院生、同卒業生。
または、一般書道あるいはペン習字の学習者で、ある程度の書道知識のある方。
ただし、師範・司教・助教受験者は18歳以上であること。

2.受験手続き
  1. リンク先ファイルの師範試験願書・受験票または司教・助教・級位受験願書・受験票をダウンロードして必要事項を記入し、受験料を同封して、現金書留でお申込みください(書道・ペン硬筆のそれぞれにおいて、2段階以上の同時受験はできません)
  2. 受験料は後記の通りです。
    1. 師範受験者には受験票(受験番号を記入したもの)および履歴書用紙
    2. 司教・助教・級位受験者には以下の書類
      1. 受験票(受験番号を記入したもの)
      2. 試験問題ならびに解答用紙(師範・司教受験者はレポート用紙を含む)
      3. 「受験の方法について」の説明書
    この中に解答標準時間、答案作成にあたっての注意、答案提出方法、その他の注意が具体的に指示されています。
  3. 本会は、これらを受理した上で、試験期日までに、次の書類を各受験者宛に送付します。
    1. 受験票(受験番号を記入したもの)
    2. 試験問題ならびに解答用紙
    3. 「受験の方法について」の説明書
      この中に解答標準時間、答案作成にあたっての注意、答案提出方法、その他の注意が具体的に指示されています。
  4. 審査結果は7月中に各受験者宛に通知します。なお、合格者は9月号不二誌誌上に発表する予定です。
  5. 免許状交付規定(師範・司教・助教)、認定証交付規定(上級・中級・初級)、交付申込書は合格通知書に同封して送付します。
  6. 受験申し込み先
    〒101-8358 東京都千代田区西神田2−2−3
    (財)日本書道教育学会通信教育部
    書道検定試験係又はペン硬筆検定試験係宛
    TEL:03-3234-3961  FAX:03-3234-3548
3.検定試験日程
申込期日
平成23年2月28日(月)から5月6日(金)
実施期日
師範会場試験(書道・ペン硬筆)
平成23年5月22日(日)10時30分から16時
試験会場 神田書学院(東京)
司教・助教・級位自宅試験(書道・ペン硬筆)
平成23年5月21日(土)から5月27日(金)
本会より送付された問題を解答し、答案を5月27日(金)までに本会宛に送付する(消印有効)
4.受験料
書道 ペン硬筆
師範 25,000円 師範 14,500円
司教 13,000円 司教 10,500円
助教 10,000円 助教 8,000円
級位 4,000円 級位 3,500円
5.標札・免許状・認定証の交付料
書道 ペン硬筆
免許状 師範 24,000円 15,000円
司教 12,000円 8,500円
助教 9,000円 6,500円
認定証 上級 3,000円 2,800円
中級 2,700円 2,500円
初級 1,700円 1,700円
6.試験内容
書道
本会の基準に基づいて、書道の実技・理論問題が出題されます。
なお、師範の受験者は、実技・理論のほか後記のレポート課題の解答や履歴書(所定の用紙を本会より事前に送付します)を試験当日持参し、答案と一緒に提出します(受験番号のみ記入のこと)
また、自運のほか後記の古法帖の臨書課題を出題します(臨書出題の部分は問題用紙に写真版で掲載しますので、当日の法帖持参は不要です)
  1. 書道師範
    1. 実技・理論問題(臨書課題は後記参照)
    2. レポート課題(400字詰原稿用紙3枚以内・後記参照)
    3. 履歴書1通(指定の用紙に書く)
    4. 面接(碑版、法帖、古筆その他について質問します)
  2. 書道司教
    1. 実技・理論問題(臨書課題は後記参照)
    2. レポート課題(400字詰原稿用紙3枚以内・後記参照)
  3. 書道助教・級位
    1. 実技・理論問題(臨書課題は後記参照)
      ※レポート課題はありません。
ペン硬筆
本会の基準に基づいてペン字の実技・理論問題が出題されます。
なお、師範の受験者は、実技・理論のほか後記のレポート課題の解答や履歴書(所定の用紙を本会より事前に送付します)を試験当日持参し、答案と一緒に提出します(受験番号のみ記入のこと)
  1. ペン硬筆師範
    1. 実技・理論問題
    2. レポート課題(400字詰原稿用紙2枚以内+対比表作成・後記参照)
    3. 履歴書1通(指定の用紙に書く)
    4. 面接(古筆や現代文その他について質問します)
  2. ペン硬筆司教
    1. 実技・理論問題
    2. レポート課題(400字詰原稿用紙1枚以内・後記参照)
  3. ペン硬筆助教・級位
    1. 実技・理論問題
      ※レポート課題はありません。
7.臨書課題
師範
  • 漢字…書譜(草書)、張遷碑(隷書)
  • かな…継色紙
司教
  • 漢字…鄭文公下碑(楷書)、晋祠銘(行書)
  • かな…関戸本古今集
助教
  • 漢字…高貞碑(楷書)、犀水草書千字文(草書)
  • かな…高野切第三種
級位
  • 漢字…津田永忠碑(楷書)、白玉井銘(行書)
  • かな…蓬萊切、ひらがな・カタカナ
8.レポート課題
書道師範
古来より、書道の基本学習には千字文が使用され、書道文化の基礎を築いてきました。千字文学習による楷行草三体学習の利点を、具体的に述べなさい。(原稿用紙400字詰め3枚以内)
書道司教
筆墨硯紙の主な漢字用、かな用の用具の種類を挙げ、その使用法と使用後の扱いについて述べなさい。(原稿用紙400字詰め3枚以内)
ペン硬筆師範
平成22年10月に告示された常用漢字の中で、筆写体、あるいは行書で書くと格段と書き易く、美しくなる漢字を30字選び出し、活字とその筆写体の対比表をつくり、感想を800字以内で述べなさい。(原稿用紙400字詰め2枚以内+対比表1枚) 参考図書:講談社刊「現代字体字典」
ペン硬筆司教
筆順の原則が、講談社刊「現代字体字典」の附録の部分に、大原則2件・原則8件の合計10件掲載されていますが、原則に合う字例を、その表に示された漢字のほか、それぞれ5字ずつ列挙しなさい。(400字詰め原稿用紙1枚以内) 参考図書:講談社刊「現代字体字典」
9.書道検定用紙
  • 漢字半紙…松雪
  • かな半紙…寒菊
  • 漢字条幅…大雪
  • かな条幅…嵯峨

(条幅課題は師範・司教・助教にて出題されます)

参考図書・検定用紙問い合せ先
〒101-8358 東京都千代田区西神田2-2-3
三多軒 日本書道資料(株)
TEL: 03-3265-5493
10.特典
  1. 書道師範
    1. 書道塾を主宰し塾の教師となることができる。
    2. 書道展の審査員に推薦されることがある。
    3. 通信教育の添削指導を委託されることがある。
    4. 県(市)教育委員会主催の学習活動における講師として推薦されることがある。
    5. 成人学級の講師として推薦されることがある。
    6. 本会「不二誌」における月例審査会の副審査員に推薦されることがある。
    7. 小学校一・二年生の書道科書道の指導講師として本会より派遣されることがある。
  2. 書道司教
    1. 書道師範の次にあって塾の教師となることができる。
    2. 前記の書道師範cd項に同じ。
  3. 書道助教
    1. 師範・司教の補助教師となることができる。
  4. 書道級位
    1. 不二誌一般版への編入試験料を免除し、上級は「初段」、中級は「2級」、初級は「4級」へそれぞれ編入できる。
  5. ペン硬筆師範
    1. 塾を主宰し塾の教師となることができる。
    2. 通信教育の添削指導を委託されることがある。
    3. 県(市)教育委員会主催の学習活動における講師として推薦されることがある。
    4. 成人学級の講師として推薦されることがある。
    5. 本会「ぺんの力」における月例審査会の副審査員に推薦されることがある。
  6. ペン硬筆司教
    1. ペン硬筆師範の次にあって塾の教師となることができる。
    2. 前記のペン硬筆師範bc項に同じ。
  7. ペン硬筆助教
    1. 師範・司教の補助教師となることができる。
  8. ペン硬筆級位
    1. 「ぺんの力」への編入試験料を免除し、上級は「初段」、中級は「2級」、初級は「4級」へそれぞれ編入できる。

以上