各種表彰
文部科学大臣賞授与される本会より7名、栄誉に輝く
- 書道基礎科講座(1名)
- 梅田 幸子(埼玉)
- 書道専攻科講座(1名)
- 前田 秧(岐阜)
- ペン習字基礎講座(3名)
- 講神 真由美(富山)
曽我 昌代(京都)
千住 レイ子(佐賀) - ペン習字教育講座(1名)
- 稲垣 安香(東京)
- 篆刻入門講座(1名)
- 松本 吉郎(鳥取)
本会の文部科学省認定通信教育講座を優秀な成績で修了された方に、毎年文部科学大臣賞が送られます。
本年度は上記7名の方々が受賞されました。
文部科学省主催による4月24日(金)東京千代田区のホテルニューオータニに於いて開催された表彰式。
左の写真は石橋理事長と参加された皆さん。
受賞者の声
此度、栄えある文部科学大臣賞を受賞された7名の方々の喜びの声を御紹介いたします。
受賞者一人ひとり、受賞までのさまざまな思いを込めて語られています。現在受講中の皆様にも励ましとなり、また目標となることと思います。
| 書道基礎講座を修了して | 梅田 幸子 | 書道基礎科講座 |
| 心豊かな人生を | 前田 秧 | 書道専攻科講座 |
| 文部科学大臣賞を受賞して | 講神 真由美 | ペン習字基礎講座 |
| 菜の花の風景 | 千住 レイ子 | ペン習字基礎講座 |
| ペンの温もり、心の安らぎ | 稲垣 安香 | ペン習字教育講座 |
| “篆刻”の世界に第一歩を | 松本 吉郎 | 篆刻入門講座 |
書道基礎講座を修了して書道基礎科講座 梅田 幸子
私が書道を始めたきっかけは左利きを直す為でした。小学生の頃から近所の書道塾で不二誌を学んでいましたが、結婚を機に一人で不二誌を勉強することになりました。
しかし一人で学んでいると、自分の癖がめだつようになり、もう一度基礎から学びたいと思い書学院に通うことにしました。多くの先生から学ぶことができたことは、とてもよい経験になりました。
当初は一年程で修了の予定を立てていましたが予定通り時間がとれませんでした。期間間際の修了となったこと、十分に練習できないまま提出したこともあり、反省する点が多々ありますが、今はそのことを少し忘れて喜びを噛み締めております。
書学院で師範を取得した後、生涯インストラクターも取りたいと思い、通信教育を受講することにしました。添削して下さる先生が書学院で学んだことのある方が多かったので、先生と向かい合って指導を受けている感じがし、毎回の添削が楽しみでした。
子育てと共に始めた講座なので、書道の時間を取るのが難しい時もありましたが、基礎を学べたことで自信につながりました。
心豊かな人生を書道専攻科講座 前田 秧
栄えある文部科学大臣賞をいただき、ご指導賜った諸先生方への感謝の念で一杯です。幼い頃、父が私の心に書の種子を蒔いてくれました。以後、書に親しんできましたが、教職に就き書を指導するようになると、本物の書を生徒に教えたくて、真剣に研鑽を積もうと決意し、まず書道基礎科講座を受講しました。
日光でのスクーリングに参加し、犀水先生はじめ立派な先生方の指導を受け覚醒の思いがしました。同じ部屋に集った方々から親切な助言をいただき嬉しかったのを今でも忘れることができません。生活上の様々な試練に耐えることができたのは、書への強い思いに支えられたからです。定年退職を機に、私の周りに書に興味を抱く人が、ひとりふたり……と集まり始め、公民館で教室を開くまでになりました。皆の向上心は旺盛で責任の重大さをひしひしと感じました。
学会からは生涯学習インストラクターの資格制度開設の案内をいただき、勉強することにしました。書道専攻科は、初心にかえって学ぶよい機会となり、また、新たに見えてきた世界もあって、有意義な学習をさせていただきました。
私に与えていただいたこの喜びを一人でも多くの方々と共有し、共に心豊かな人生を歩んで行ければ幸せです。
文部科学大臣賞を受賞してペン習字基礎講座 講神 真由美
このペン習字基礎講座を受講しようとした動機は、ただ人よりきれいな字を書きたいという思いからに尽きます。人前で字を書くことは、意外とないようであるものです。
自分が、相手の書く字を気になるということは、お互い様であるわけであり、今のままではいけないという思いから受講しようと思いました。始めるきっかけは、人それぞれ違うと思いますが、受講するのは簡単です。何事にも通じますが、それを最後までやり遂げることが大変なことだと思います。
この講座は、添削課題があり、これが励みになりました。赤字による丁寧なご指導には感激いたしました。今は、ペン字の基礎を修得したことにより、スタートラインに立つことができたと思っています。
これからは、修得した技能を生かし、基礎の出来た文字を書いて、日常生活に役立てていきたいと思います。最後になりますが、諸先生方には、的確なご指導をいただきまして、本当にありがとうございました。感謝申し上げます。
菜の花の風景ペン習字基礎講座 千住 レイ子
この度は、文部科学大臣賞を受賞させていただきありがとうございました。
この講座を受講する前に書道基礎科、専攻科、ペン習字教育講座で学び修了しました。その後、何かしらマンネリ化した気持でおりましたが、基礎が大事と思いペン習字基礎講座を受けることにしました。
教材が送られ一枚一枚めくっていくと、美しく書かれた手本の中に、菜の花の写真があります。それは幼い頃の事を思い出させてくれました。一面に咲く菜の花の景色を前に庭先の地面に習いたての字を棒切れで書いている様子です。
これは今、書やペン字とかかわっている原点のように思います。それからは、テキストを横にペンを運んでいくのですが、納得のいく字が書けません。そこで手元は見ずに手本だけを見て練習したりしました。それは遅速や緩急を把握するのに役立ったと思います。
返送されてくる課題の講評は楽しみで最後の作品まで提出することが出来ました。修了作品を送った時はやり遂げたという思いで達成感を味わいました。今後は書の古典、法帖等もペン字で書いてみたいと思っております。
修了出来ましたのも御指導いただきました先生方、職員の皆様のお蔭と感謝いたしております。
ペンの温もり、心の安らぎペン習字教育講座 稲垣 安香
この度は、身に余る賞を戴きまして、本当にありがとうございました。又、お世話になりました先生方に心よりお礼申し上げます。子供の頃から字を書く事が好きでしたが、ペン習字の練習をきちんと始めたのは七年程前で、高校時代のテキストを傍らにデスクペンで始めました。
この講座は、生涯学習インストラクターの資格を得る事も考えて受講致しました。毎月の添削で、知らなかった事や自分では気付いていない悪い癖などを指摘して戴ける事はとても勉強になり、又、先生方の直筆の文字がそれぞれの個性により美しく、大切なお手本として残る事も嬉しい事でした。
十二回の提出、どれも良く出来たと思う事はなく、心の隅で体調の悪さを理由にしている自分がありましたが、全て含めて「今の力」であるという事に最近気付かされました。つまり、言い訳は通用しないという事です。
今、ペンを持つ時に心掛けている事は、姿勢を良くする事、集中する事、力まぬ事、書く内容を理解する事、コンディションの良し悪しに関わらず毎日ペンを持つ事、そして何より心を込めて書く事です。ペンの練習は私にとって幸せな時間ですので、生涯大切にしたいと思っております。そしていつの日か、ボランティア活動を通して、手書きの文字の温もりや味わいを多くの方に感じて戴きたく、これからも精進する所存でございます。
“篆刻”の世界に第一歩を篆刻入門講座 松本 吉郎
此の度は図らずも大臣賞受賞の光栄に浴し心から厚くお礼申し上げます。私のような者がこのような賞を頂くことは夢にも思っていなかったので全く驚きました。
私は、生来の悪筆を少しでも改善したいと近所の書道教室に入会し、八十の手習いとしゃれこみましたのは一昨年の春のことでした。やがて最初の作品発表会があり、恐る恐る出品したのですが、経験のない私は作品には落款が必要なことを知らず、恥ずかしい思いをいたしました。
丁度タイミング良く日本書道教育学会に篆刻部門のあることを知り、一も二も無く入会させていただきました。篆刻という言葉を聞くのも初めての私にとって、最初は印刀の持ち方も分からず、失敗の連続でした。しかし講師先生の的確懇切な御指導により、だんだん興味が湧いてきました。講座の内容、進め方など何れも申し分なく。毎回の添削も間髪を入れず返ってきますので、楽しみも倍加してきました。
今から考えますと、私の課題提出がやや性急に過ぎて、満足のゆく作品をお送りすることが出来なかったことを反省しております。その後、私の書の作品には自作の印稿がささやかながら彩りを添えることとなり、そして篆刻の世界に一歩を踏み込ませて頂いたことの喜びを噛みしめております。此の度の受賞を機に更に精進したいと存じますのでよろしくお願い申し上げます。