優秀作品紹介
不二誌一般版 8月号
今月の最優秀作品
支部 | 作者名 | 選評 | |
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岩書 | 土方 香茗 | 筆毫鮮やかに筆尖が紙背に効く。又意の趣くまま泉の如く涌き出るまま書きとめ気脈一貫した筆蹟に美しさを見る。 | |
真木 | 幸田 芳春 | 運腕自在でのびのびと表現。二群に分けた章法も自然で、熟練された文字と余白が魅力的な作品。 | |
紫泉 | 中村 紫泉 | 蔵鋒直筆によるのびやかな書きぶりに心和む。行毎に異なる運筆のリズムを的確に捉え、太細の変化が美しい。 | |
書学 | 鈴木 華邑 | 文字の大小長短を行草体により現し、加えて墨色の潤渇を大胆に見せた。規模雄大にして線質の勁さをも窺える手腕は見事。 | |
新幸 | 関 栄泉 | 「起きぬけ」を静かに書き出し、二行目の「両手張りの」を華やかに対比させた響き合いが優美な世界を醸し出した。 | |
書学 | 伊能 和子 | 二段構成で淡々と運び、下段二行目の墨量と表情の豊かさが作品としての見せ場を盛り上げた創作性ある秀作。 |