この度、文部科学大臣賞をいただき身に余る光栄に心より感謝申し上げます。

昨今、日常生活に於いて少なくなったとはいえ、やはり人前で文字を書かなければならない場面に遭遇する事が多々あります。受け付けのテーブルに置かれた各種筆記用具を前にいつも心で思います。「筆を使えるようになれたらいいなぁ」と。その思いを実現する為にも基礎から学び自分の文字の癖を正し、いつか美しい文字が書けるようにとの思いから、この講座の受講を決意致しました。

しかし仕事との両立で学習時間が取れるのか？課題の全てが提出できるのか？今思えば心配が山積のまま通信教育の一人旅がスタートいたしました。後日届いた教材を手に、ワクワクしたのもつかの間、日常の雑事に追われ時間だけが無情にも過ぎていきました。

予想通りとはいえ苦手な課題ともなると更に遅れてしまう有り様に意志の弱さを痛感させられました。そんな私ですが無事に全ての課題を提出、修了を迎える事が出来ました。

毎回加朱され返送されて届く報告課題には、講師の先生方による親切丁寧な添削に加え、細部まで分かり易い言葉が添えられておりました。その一言一言が幾度となく挫折しそうになった私の心に響き、力をいただき、励まされ、諦めることなく続ける事が出来ました。この受講に依り自分の思い込みではなく基本を正しく学ぶ事、更に古典の筆跡から学ぶ事の大切さも教えていただきました。古稀を目の前に受講及び修了できました事は、生涯学習の起点となりました。

今後は、この受賞に恥じることのないよう日々精進してまいりたいと思います

この度は栄えある文部科学大臣賞を賜り誠にありがとうございました。

書道専攻科受講のきっかけは自詠の作品を書きたいとの思いからでした。あらためて古典を学び直すとともに臨書するだけでなく時代背景や人物像、作品の意図を知れば書作に役立つと考えたからです。

テキストにはそのヒントが沢山書かれており、先生方の添削では表現方法や落款の入れ方など細かいところまで御指導いただきました。毎回返送される日が待ち遠しく、その間は次の課題の練習と歴史を調べる時間に充てました。

修了後、手元に残った教材や講評は書作に迷った時いつでも取り出し何度も読み返すことのできる私だけの教科書となりました。また、講座のおかげで日々の出来事にアンテナを張り、心動かされた物事を書き留める習慣が身についたのも大きな進歩でした。目標としていた自詠の作も完成し、無事展覧会に出品することができました。

これからも精進し、より良い作品が書けるよう心がけてゆきます。

この度は身に余る賞を賜り、驚くと共にご指導頂いた先生方に心より感謝申し上げます。

十五年程前、硬筆に苦手意識を持つ私が「ぺんの力」に出合い、初めて硬筆書道の素晴らしさ、奥深い魅力に気付かされました。

現在拙宅で小さな学びの場を設けておりますが、その中で、もう一度基礎から確かな学びをしたい、仕事や家庭、その他忙しい日々の中で、ベストな環境や時期を待っていては、何も出来ないのではと、勇気を出して自宅で学べる通信講座を申し込みました。

教材は基礎から丁寧な導きで、充実したレベルの高い内容に身が引き締まりました。素晴らしいお手本に、初心に戻り新しい目と心で、お手本をしっかり見る事を心がけ、自己流の雑な字になっていないか自問しつつ、様々な実用的な書式も学ぶことが出来ました。毎回力不足を痛感しながらの課題提出でしたが、いつも先生方の丁寧で、分かりやすい添削指導に沢山の気付きをいただき、楽しみでした。先生方の赤ペンの教えは宝物です。

また受講途中で入院するアクシデントもあり、提出も遅れがちとなり不安でしたが、一年以内なら大丈夫と励まして下さった事務局の皆様にも感謝で一杯です。

今回、通信教育の良さを実感し、受賞を励みとして今後も精進し、学び続ける所存です。

最後に、ご指導と道標を示して頂いた中村紫泉先生と、支えてくれた家族や皆様に、感謝申し上げます。ありがとうございました。

この度は思いもかけず栄えある文部科学大臣賞を頂き、誠に有難うございました。この嬉しい受賞は、終始やさしく丁寧な添削やアドバイスをして下さった当講座の諸先生方のご指導のおかげと深く感謝しております。

子どもの頃の習字教室、子育て時代のPTAの書道クラブと折にふれ書に親しんで参りましたが、子育ても終わり一から書を学び直したいと思っていた時に出会ったのが、この通信講座でした。まずはペン習字からと始めましたが、思いの他奥が深く書の魅力を再認識しました。又、先生方のご指導で色々な気付きがあったり、少しずつ上がる点数で上達も感じられ、人間いくつになっても進歩はできるのだと実感できた事はとても励みになりました。今後は書道講座の方に進み、色々な書を深く楽しく学んでいきたいと思っています。

仕事と家事の間に、自宅で好きな時間に取り組める通信教育は、末長く楽しめる趣味として無理なく続けていけそうです。これからも楽しく書に親しみ精進していきたいと思っています。