優秀作品紹介
不二誌一般版 7月号
漢字条幅
支部 | 作者名 | 支部 | 作者名 | 支部 | 作者名 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
東林 | 藤巻 桂泉 | 桃林 | 斎藤 江葉 | 書学 | 藤森 泰明 | |||
書学 | 田中 莉都 | 青空 | 塘田 真也 | 熊本 | 野田 貴躬子 | |||
湘花 | 阿部 のりこ | 蘭燈 | 木下 宏枝 | 阪二 | 藤井 慶子 | |||
書甫 | 塩原 雅子 | 彩華 | 池本 安里 | 鹿書 | 武内 弘子 | |||
書学 | 渡辺 昌弥 | 日南 | 図師 イサ子 | 三重 | 沼口 義昭 | |||
魚占 | 依田 宏昭 | 草扇 | 青木 啓子 | 邑心 | 宮﨑 里美 | |||
書学 | 西山 孝子 | 恵那 | 菰田 貴石 | 白洲 | 蔀 久美 |
かな条幅
支部 | 作者名 | 支部 | 作者名 | 支部 | 作者名 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
書学 | 奥島 彩舟 | 八保 | 林原 利枝 | 狭山 | 山﨑 智子 | |||
筆友 | 猪瀬 和子 | 東西 | 北邨 美智子 | 船橋 | 大津 素光 | |||
庄和 | 菅原 喜美子 | 書学 | 本多 遊子 | 書甫 | 塩原 雅子 | |||
藤 | 立石 麟子 | ゆめ | 岩本 璃久 | 水茎 | 松村 信子 | |||
清流 | 河田 津水 | 湘花 | 阿部 のりこ | 山口 | 神田 真理子 | |||
書学 | 藤村 あゆみ | 玉堤 | 江口 綾子 | 光 | 蒔田 雅子 | |||
水茎 | 河合 美由紀 | 水苑 | 胡桃澤 百合子 | 景水 | 清水 景苑 |
新和様条幅
支部 | 作者名 | 支部 | 作者名 | 支部 | 作者名 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
観門 | 小林 映山 | 仙水 | 天艸 久美子 | 書学 | 高橋 和子 | |||
神戸 | 鳴瀧 哈爾子 | 紺青 | 和気 彩苑 | 澄清 | 加田 璋雲 | |||
巳未 | 岩井 文哉 | こず | 北田 愛実 | 神戸 | 中山 望 | |||
白鳥 | 佐藤 裕子 | 唐扇 | 森田 芳泉 | 愛媛 | 一宮 雅峰 | |||
九書 | 垣田 理恵 | 加茂 | 小池 明美 | 惠友 | 大津 久美子 | |||
水茎 | 川上 直子 | 広島 | 好田 萩水 | 書学 | 山﨑 幸恵 | |||
松寿 | 松島 るみ子 | 九州 | 堀 美保 | 青井 | 今野 美晁 |
実用書
支部 | 作者名 | 支部 | 作者名 | 支部 | 作者名 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
熊本 | 沼田 華風 | 書学 | 檜山 紀子 | 大磯 | 岩本 麗翠 | |||
水茎 | 日和 真奈美 | 船橋 | 石渡 千歳 | 文化 | 吉田 靜溪 | |||
大和 | 松井 貴子 | 都城 | 村﨑 香織 | 唐扇 | 原田 清美 | |||
四街 | 髙橋 弘雲 | 美栄 | 大津 櫻月 | 惜春 | 水嶋 満由 |
細字
支部 | 作者名 | 支部 | 作者名 | 支部 | 作者名 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
習志 | 安廣 清翠 | 杏花 | 鷹見 杏邨 | 金子 | 金子 シゲ子 | |||
知多 | 山口 信義 | 九書 | 久冨 由紀 | 狭山 | 山﨑 智子 | |||
書学 | 百合 雅子 | 九書 | 山崎 美須子 | 杏花 | 西條 貞子 |
篆刻
支部 | 作者名 | 選評 | |
---|---|---|---|
三条 | 福王 鶏石 | 「愛間静」の三字の配字で「愛」の一字が印面をよく押さえている。確かな運刀による安定感は見事であるが、更に輪郭線などに工夫を加え楽趣ある作が見たい。 | |
書学 | 武田 知子 | 朱文の三字が暢びやかな運刀で大らかに収めた。輪郭線を含めて、やや骨力に欠けるようで、刀意を以て更なる運刀の切れを心がけたい。 | |
水茎 | 遠藤 紀子 | 一見して未だ運刀に粗さがあるも、力感ある印面は素晴らしい。輪郭がやや雑な感があり、これを整えると、白文の三字が更に趣を出してくれると思う。 | |
水茎 | 山下 啓子 | 字形の創意に刀の切れが暖かく生かされ、 輪郭線とよく調和しての余白が見事。(釈文も筆で入れたい) |
一字書
支部 | 作者名 | 選評 | |
---|---|---|---|
神戸 | 南野 弘子 | 一字書「竈」の作例だ。右寄せも効いている。筆力も具えて凄味のある作だ。腕の開閉自在で、筆も活躍して墨色も運筆より生ず。力量に富む。 | |
栗丘 | 吉池 芳葉 | 近頃急に腕を上げて来ている。多少リキミはあるが、筆に委せての運筆、意前筆後の理解が進んだようだ。 | |
博多 | 石丸 彩華 | 飄々として俗氣なく、ユーモラスでさえある。墨色の變化を伴えば味わいも更に増すだろう。名人藝の域に近附く。人の顔にも似ているが。 | |
書学 | 藤森 泰明 | 六朝楷書の龍門造像記風の筆致を羊毫筆で表現して力強い。楷書の一字書作品は造りづらいが、よくここ迄仕上げた。字が立っている。 | |
桑原 | 貞包佳代子 | この作は本物だ。この書法を見れば、草書よりの假名誕生の姿が窺える。我が國で磨き上げて來た假名の美の本質も此處にある。場中第一。 | |
愛山 | 高田 佳桜 | 縦の線には梅の古木の風情を見、横劃はツント伸びた青枝をも想わせるものがある。平假名も斯様な筆遣いで命が宿り風流に成る。 | |
九書 | 久冨 幾世 | 何氣なく筆を運んで生じた自然な造型が光る。一劃目の終りから横劃へ渡る線は不要にも思えるが、懐を廣くし、圓熟の境を示している。 | |
書学 | 山田 智舟 | 最もオーソドックスな「も」で美しい。これでよいのだ。小学校書写教育における平仮名図の活字「も」とは大違い。極上の品致を具えている。 |