優秀作品紹介
不二誌一般版 1月号
漢字条幅
支部 | 作者名 | 支部 | 作者名 | 支部 | 作者名 | |||
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神奈 | 斉藤 仲子 | 虹峯 | 西谷 君枝 | 沼津 | 山本 南峰 | |||
白鳥 | 佐藤 裕子 | 水茎 | 紀野 眞岐子 | 芳野 | 山辺 航平 | |||
広島 | 好田 萩水 | 水茎 | 胡 優乃 | 九書 | 山崎 美須子 | |||
書学 | 景山 誠 | 書学 | 川瀬 英之 | 水茎 | 青山 貴司子 | |||
山口 | 大嶋 真弓 | 水茎 | 蔀 久美 | 書学 | 福島 弘 | |||
セン | 竹村 美恵子 | 白洲 | 栗田 伸一 | 杏 | 佐藤 玉華 | |||
書学 | 鳥居 一見 | せと | 瀬戸口 寛子 | 柏学 | 羽生 まゆみ |
かな条幅
支部 | 作者名 | 支部 | 作者名 | 支部 | 作者名 | |||
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書学 | 真子 翠月 | 書学 | 高橋 和子 | ちば | 吉田 順子 | |||
本渡 | 徳留 ひろみ | 月倫 | 清水 君子 | 小峯 | 藤原 美幸 | |||
白門 | 酒井 勝男 | 女池 | 星名 揚春 | LA | 野村 夏美 | |||
書学 | 池上 恵美子 | 水茎 | 辰巳 望雲 | 華水 | 岩永 房水 | |||
北沢 | 宮之内 俊夫 | 書学 | 森地 かおり | CY | 工藤 翠鳳 | |||
紫泉 | 市原 早由美 | セン | 竹村 美恵子 | 羊 | 田辺 尚美 | |||
長倉 | 阿部 宏美 | 玉娥 | 佐治 夢束 | 筑波 | 澤田 真也 |
新和様条幅
支部 | 作者名 | 支部 | 作者名 | 支部 | 作者名 | |||
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新幸 | 関 栄泉 | 書学 | 鈴木 恵津子 | 頚城 | 吉崎 紫薫 | |||
神戸 | 鳴瀧 哈爾子 | 佳心 | 岩城 秀子 | 水茎 | 山下 啓子 | |||
水茎 | 半田 喜子 | 愛媛 | 一宮 雅峰 | 水茎 | 松井 みゆき | |||
加茂 | 小池 明美 | CY | 岡田 圭峯 | 唐扇 | 井上 みゆき | |||
九書 | 久冨 幾世 | 書学 | 中井 初美 | 水茎 | 早坂 恵子 | |||
白洲 | 高橋 紫織 | 書学 | 新田 泊霞 | 花水 | 坂本 真奈美 | |||
永岳 | 鈴木 明子 | びわ | 内田 閑雲 | 唐扇 | 井上 潔 |
実用書
支部 | 作者名 | 支部 | 作者名 | 支部 | 作者名 | |||
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湘花 | 阿部 のりこ | 愛山 | 加藤 遊水 | 大磯 | 岩本 麗翠 | |||
ぬま | 齊藤 和箐 | 彩 | 大頭 瑩憙 | 伊賀 | 石田 春代 | |||
こず | 村岡 初江 | 天草 | 黒川 良子 | MM | 芳賀 鳳泉 | |||
日報 | 鳩岡 淳子 | 瀬谷 | 浅井 桃泉 | 白水 | 柴原 かおる |
細字
支部 | 作者名 | 支部 | 作者名 | 支部 | 作者名 | |||
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伊賀 | 石田 春代 | 九書 | 久冨 由紀 | 書学 | 細山 智子 | |||
杏花 | 西條 貞子 | そら | 池田 昊可 | 川書 | 田中 琇翠 | |||
書学 | 北江 恵子 | 大森 | 谷 拓弥 | 書学 | 坪田 修水 |
篆刻
支部 | 作者名 | 選評 | |
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書学 | 森下 育朗 | 「照乾坤」 の白文の三字が力強く刻された。 始めの 「照」 の下部に運刀の甘さがあるも、 「乾坤」 の二字が運刀よく印面を収めている。 辺縁の刻みもよい。 | |
水茎 | 山下 啓子 | 三字を運刀円やかにして、 線質深く収めてすばらしい。 一点一画に趣を感ずる。 やや輪郭の運刀が単調で上部の刻を一考されると更に生き生きと映えると思う。 | |
書学 | 坪田 修水 | 久しぶりに陽刻の印が見られたが一見して線質が弱く貧弱とも云えるが陽刻はそれだけ運刀に熟達を必要とするとも云える。 運刀に更なる修練を期待したい。 | |
水茎 | 青戸 佑華 | だ円型の輪郭に佑華の二字がよく収まっているも線が平板過ぎる。 輪郭線を含めて、 線の太細、 刻みを入れてみるとよい。 |
一字書
支部 | 作者名 | 選評 | |
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書学 | 古川真由美 | 変体仮名の耳に、 草書の徳の旁を添えたかの感あり。 簡明で字が立ち、 無理なく自然。 墨色も穏やかで和様の美を具う。 五體字類の斐休の風あり。 | |
茨城 | 石塚 五牛 | 構えを平仮名の 「と」 の如くにして、 方圓の 「圓」 の姿にまとめて線描抜群。 押印も巧みにして余白も息づく。 なお、 吾、 金文の何に依るかを知らず。 | |
津渡 | 大邉 松風 | 簡牘編 (中国書法字典) に依っての作字と思われる。 「耳」 の姿が 「 」 のバランスの乱れに映る。 耳を意識されたい。 | |
豊中 | 中島 恵子 | 此処までの簡略化に驚くが、 「耳」 があって、 旁の 「」 もまた象徴的。 濃墨が料紙に映はえて美しい。 | |
宮城 | 武田 清流 | 運筆の速さも適切で墨色の変化も見事。 シッカリした骨格で暢達。 力まず素直で場中第一。 戦前の國民學校時代の教育を反映し麗しい。 | |
神戸 | 南野 弘子 | 筆を二本乃至三本重ねての運筆で仮名の筆画の単純さを補って魄力に富む力作だ。 身体を載せての運筆と腋を開いての執筆が効果的。 | |
神奈 | 斉藤 仲子 | 筆に弾力ありて其れを用うるに往還の原理あるを知り、 前傾姿勢も充分で筆勢を加う。 長鋒羊毫筆を使いこなして妙。 含蓄に富む優作。 貫禄充分。 |
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祥瑞 | 河野 愛子 | 右寄せにて左に余白をとり、 小さな雅印でより余白の白を大海を想わす。 筆の動きもよく使転の妙も見事。 |