優秀作品紹介
不二誌一般版 8月号
漢字条幅
支部 | 作者名 | 支部 | 作者名 | 支部 | 作者名 | |||
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巳未 | 依田 蘭香 | 仙水 | 天艸 久美子 | 久喜 | 中村 正胤 | |||
加茂 | 石黒 純子 | 船橋 | 石渡 千歳 | 書学 | 駒田 美由紀 | |||
ゆめ | 馬場 さおり | 豊田 | 加知 礼子 | 蘭燈 | 草間 倫子 | |||
書学 | 湯原 良子 | 書学 | 柴山 千恵 | 水茎 | 河合 美由紀 | |||
書秋 | 金子 和美 | 公津 | 大熊 綾子 | 書学 | 藤井 顕子 | |||
佐波 | 淺野 典子 | 書学 | 稲井田 柏葉 | 生山 | 岸田 弘水 | |||
白洲 | 松田 彩 | 大井 | 竹藤 知津子 | AN | 金澤 聡 |
かな条幅
支部 | 作者名 | 支部 | 作者名 | 支部 | 作者名 | |||
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白山 | 松岡 清翠 | 書学 | 伊能 和子 | 永岳 | 野島 静江 | |||
大藤 | 鈴木 白藍 | 新書 | 早川 袿雪 | 大楠 | 永田 耀香 | |||
永岳 | 古川 久子 | 本渡 | 井上 幸美 | 川書 | 加藤 みつ子 | |||
水茎 | 神﨑 利佳 | 華水 | 岩永 房水 | 吉福 | 熊崎 善秀 | |||
書学 | 太田 雅子 | 小諸 | 篠原 智巨 | 長倉 | 阿部 宏美 | |||
志水 | 篠 竜太 | 書学 | 林 友紀 | 青葉 | 佐藤 真理 | |||
書学 | 湯口 浩子 | 書学 | 尾本 順子 | やま | 内山 邦子 |
新和様条幅
支部 | 作者名 | 支部 | 作者名 | 支部 | 作者名 | |||
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観門 | 小林 映山 | 岩書 | 土方 香茗 | 横浜 | 高山 華月 | |||
書学 | 井上 昌子 | 九書 | 垣田 理恵 | 新書 | 小柳 悦子 | |||
新書 | 南 幹雄 | 天衣 | 世良 布由子 | 加茂 | 石黒 純子 | |||
洗心 | 瀧本 篁苑 | 永岳 | 平井 美代子 | 恵那 | 菰田 貴石 | |||
書学 | 小谷 絵都子 | 白洲 | 高橋 紫織 | 長野 | 岸 久子 | |||
桑文 | 川野 美鳳 | 光風 | 倉俣 大峯 | 桑文 | 石神 美泉 | |||
小諸 | 篠原 智巨 | 書学 | 本間 啓之 | 幸丘 | 來栖 智子 |
実用書
支部 | 作者名 | 支部 | 作者名 | 支部 | 作者名 | |||
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青梅 | 増澤 かず子 | 観門 | 長谷川 露水 | 山本 | 青栁 光祥 | |||
白水 | 柴原 かおる | 皐月 | 佐藤 安代 | 天草 | 新 幾子 | |||
大磯 | 山口 初子 | 湖月 | 水上 博子 | 和 | 高橋 和子 | |||
宮上 | 古屋 信子 | 湘花 | 阿部 のりこ | 玉鳳 | 梶田 玉鳳 |
細字
支部 | 作者名 | 支部 | 作者名 | 支部 | 作者名 | |||
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紫泉 | 中村 紫泉 | 秀仙 | 鏑木 恵美 | ちば | 長瀬 好恵 | |||
杏花 | 西條 貞子 | OI | 高橋 英秀 | 水茎 | 布川 裕美子 | |||
書学 | 本間 啓之 | 梨霞 | 島田 光枝 | 千翠 | 小宮 富久子 |
篆刻
支部 | 作者名 | 選評 | |
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書学 | 森下 育朗 | 一見して朱の印面に堂々と白文の二文字が印象的に収まる。周縁っの刀の切れも温雅で素晴らしい。 | |
三条 | 福王 鶏石 | 朱文の二字を見事な周縁が囲み、収めている。運刀にやや甘さを感ずるが、本人は如何。 | |
城南 | 齋藤 綾乃 | 点画を直線としての構成で新鮮味を出して面白い。周縁の刻にやや粗さあるも、力強く響いて佳。 | |
水茎 | 川原 重信 | 朱文による「文静」の篆書二字が平凡さを周縁の下部の刻が力強く押さえて趣を出してよい。 |
一字書
支部 | 作者名 | 選評 | |
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茨城 | 石塚 五牛 | 見事な布置章法で鍛錬された運腕力を似て筆を操り、青墨作品の妙味を十分味わわせて呉れる。難しい三部から成る轍を育を中心に据えて「車」と「攵」を軽妙に對比して明快、表現の妙手を得た。 | |
西和 | 北村 靖峰 | 墨象と言ってもよい位紙墨發して墨遣いがうまい。潤渇の表現を強調し、印象に殘る作とした。潤筆は重過ぎず、渇筆は輕妙洒脱。其の変化の妙は瞬間藝術の魅力を傳えている。 | |
こず | 村岡 初江 | 金文の體を以て書しているが、未だ整理が足りず「車」と「」と理解とするのか、三部分の部品建ての處理かが見えにくいが、篆書を學んでよき線を掴みつゝある。 | |
松林 | 松岡 吾道 | 青墨を用いての作。「車」で少し固めに走り出し「徹(行人偏なし)」をまとめて書いて自然な運筆。五體字類の字型に少し拘泥した感がある | |
青雲 | 深谷 春琴 | 書道の上達には師を選べ、と言うが故六嶺兄の指導の下で書歴を積み、兄の没後も師承を心縣けている。更に勉強を続けて新境地を確かな腕で示された。爽やかに暢達。 | |
桑原 | 佐伯 政子 | 和漢朗詠や梅雪仮名帖での基本の筆遣いを下地に、骨法用筆の妙味を加えて存分に筆を揮う。自然な概形を保ち安心感を与える静中に動あり。 | |
人吉 | 赤坂 麗子 | 静かに紙面から「氣」が漂い出すような作。表現停止が利いていながら旁の「皮」の表現で、見事に存在感のある作とした。フッとそよ風が吹く。 |
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船橋 | 大津 素光 | 歌舞伎の俳優の大見栄を切ったかの姿あり。「よ」の表現にしろ三水にしろ漢字の行草力と変体仮名「よ」の筆遣いが見えて抜群。力量の高さを見せている。 |